梅よしの梅干し作り

古くから疲労回復、防腐作用、風邪の予防など、経験的に梅干しを健康食品として利用してきた。平安時代には薬として用いられ、戦国時代には梅干しと米の粉、氷砂糖を練った「梅干丸(うめぼしがん)」が兵士の保存食として重宝された。

梅干しの酸っぱさはクエン酸です。梅は果実の中でクエン酸の含有量が最も多く、小さな梅干しの1粒にレモン1個の2~3倍とされています。

クエン酸は血液をサラサラにし、血流を改善して免疫力を高め、風邪やインフルエンザにかかりにくくするといわれていて、さらに胃炎や胃潰瘍、胃がんの原因となるピロリ菌の活動を抑制する効果も認められています。

疲労回復にも効き、体内のエネルギー代謝を活性化させると同時に、疲れの原因となる乳酸を分解して体外へ放出してくれるという梅干しが持つ健康パワーに注目が集まっています。

梅よしは地元はるなの生梅を、素材の持ち味を生かして、大切に漬け込んでいます。だから鮮度がよく高品質な商品を提供できるのです。

 

梅よしの梅干しができるまで

開花

2月下旬から3月中旬にかけて梅の花が満開になります。

自社農園

5月小さな実がつき始めます。もう少しで収穫が始まります。

収穫

最初の収穫は5月中旬の自社農園のカリカリ用小梅です。カリカリ用は鮮度が大事で、収穫したその日に実の堅さを保持する加工が始まります。小梅のあとは『白加賀』が始まります。毎日何トンもの生梅が入荷されてきます。

6月上旬から梅干用の完熟梅の収穫、入荷が始まります。最初は小梅干用の『織姫』から『白加賀』、『南高』が次々に入荷されてきます。

漬け込み

【カリカリ梅】堅さを保つ加工をしてから洗浄し、塩漬けにします。

【梅干】深さ約80㎝のナベトロに 塩と梅を交互に漬け込みます。

天日干し【梅干】

1か月程度塩漬けした梅を天日に干します。梅の大きさや天候によって、天日干しの時間を調整します。

樽取り【梅干】

干し上がった梅を、ひと粒ひと粒丁寧にへたを取りながら、樽やカップに詰めていきます。

カップ詰め【調味梅干】

調味梅干は再び調味液に漬け込みします。約1週間後、計量しカップ詰めにします。

取扱い商品の加工工程

カリカリ梅の選果

カリカリ梅用の原料梅を傷や割れているものがないか目視で検査。そのあと大きさ別に選別します。

たねとり梅の種取作業

熟練のスタッフが手作業で割っています。

パッケージングなど